10月8日 トレーラーセットアップ

奥の大きい輪っかの穴が1mぐらいで草食恐竜の足跡、手前はティラノザウルス

実物大恐竜、後ろにウンコサイズのうちの犬が居ます。

去年の8月のある日、トラベルトレーラーを

購入しました。予約を入れた時点ではキャンプ

人気で1ヶ月以上待ちと言われましたが、

そこはアメリカ、週末のデリバリーに

入っていたらしく2週間待たずに取りに

行ける事になりました。

 

受け取り当日からダイナソーステートパークの

キャンプサイトが空いていたのを見つけたので

早速、予約を入れて、受け取りの朝、キャンプに

必要な荷物をトランクに詰め込んで家を出て

トレーラーを受け取ってそのままキャンプ場へ

直行です。

 

恐竜の足跡の化石があるダイナソーステート

パークにはずっと行きたいと思っていました。

行こうと思えば日帰りも出来るのですが

雨の後は水に埋もれて足跡が見えなくなる

ので中々タイミングが合わずに行きそびれて

いたのでした。

 

まず最初に気付いた事は、当たり前の事ですが

トレーラーを引っ張っているので到着時間に

余裕を持たないと行けないなぁと言う事です。

40分のドライブ予定でしたが到着まで1時間以上

かかりました。大概のキャンプ場は家から3時間

ほどの距離なのでトレーラーを引っ張っていく

時はもう1時間余分に考えて4時間を予定して

おきます。

 

キャンプ場に着いてまず困ったのがバックインです。

道の脇にほぼ直角に並んでいるサイトにバックしな

がらトレーラーを入れなくてはなりません。

トラックの運転も車の牽引などの経験も無いので、

ハンドルをどう切るのか頭では分かっていても

なかなか難しいのです。夫の苦戦中に後ろから車が来て

しまいました。キャンプサイトの辺りは一方通行の

所が多く、脇に寄せても追い越す幅は有りません。

私達がトレーラーをサイトに入れるまで車は前に

進む事が出来ません。初めての経験に焦る私達。

キャンパー達は殆どの人は優しくて、困っている

人には声を掛けたり、助けを求めると快く助け合う

のも常識のようです。怒らず黙って待ってくれました。

外で見ている、一応誘導しているつもりの

私には簡単そうに見え、まぁ続けて経験すれば

慣れるだろうぐらいに思っていたのですが、

点で繋がっているだけのトレーラーを右に左に

曲がりながらバックで入れるのは相当、難しい

ようです。誰かが待っているというプレッシャー

が上乗りして、これを最後にキャンプサイト

プルスルーで出入り出来る所に絞って探す

ようになりました。

 

此処で、左右が平衡に停まっているかをチェック

します。どちらかが低い場合はタイヤの下に

なる位置にブロックを置いてトレーラーをその上に

乗せて停めます。

 

ようやく停められてホッとしましたが、

休んでいる時間はありません。

さっき習ったばかりの手順でトレーラーの

セットアップに掃除もしなくてはなりません。

 

トレーラーのタイヤにプラスチックの車止めを置いて

トレーラーが動かないようにしたら、ジャックで車体の

前方を上げて地面に固定して車を切り離します。

トレーラーの前が下がって居る場合はジャックを上げ

続けて前後を平行にします。

ゆくゆく電動にアップグレードしましたが、

この時はジャックも手動で上げ下げします。地面に

ポールの底が着いた後に持ち上げ続けるには相当の

力が必要です。トレーラーの重みがハンドルを硬く

するので、夏の暑い時にはきついです。

 

次は4隅に付いているジャックを上げてコーナーを

補強してトレーラーを支えます。この時に地面に

勾配があったりすると低い方の角にあるジャックの

下にプラスチックのブロックを入れて高さを調節します。

高級なRV車はこの作業が自動でされるのでこの一手間が

楽に済みます。

ドアの下から階段を引き出し,中に入ります。

言うまでもなく、うちのトレーラーは手動で

床下に折り込むように入っている階段を

引き出します。結構、重いです。

 

夕方とは言え真夏で外は37℃です。暑いのなんの。

夫は電気と水道をケーブルで繋ぎます。下水がある

場合はパイプでトレーラーから下水用の穴に繋ぎます。

此処には下水がないので繋がずに汚水タンクが満タンに

なったら空けに行きます。

 

電気が通ったので、テーブルと椅子のある部分の

スライドを出します。この時に電気や水道の通って

いるポールや木の枝などがスライド先にあると

今までの努力が水の泡、これ迄の工程をやり戻して

トレーラーの位置をずらさなくてはいけません。

まさか、やり直し?気が遠く成りかけましたが

スライドを出してみると出し切った所から10センチ

程の余裕が有りました。やり直さなくて助かり、

大事な事を一つ学びました。

トレーラーを停めてすぐ、辺りに障害物がないかの

注意が必要です。

 

直ぐにエアコンと冷蔵庫のスイッチを入れ

中を冷やしている間に、さぁ、大掃除です。

初めてのトレーラーは足跡だらけ、おが屑が散乱していて

小さな空間ですが、おが屑を取り、靴の跡を拭き取り

埃を払って床磨き。その間に段々と荷物が運び込まれて

来ます。ふらふらに成りながら冷え始めた冷蔵庫にそれぞれ

食料を入れます。クーラーボックスに入っていた氷もまだ

凍って居たのでそのまま冷凍庫に入れますが、お水のボトル

も凍らせて保冷剤替わりに持ってました。キャンプ中に

凍ったボトルをクーラーバッグに入れて出かける時に

ランチや他の飲み物も冷やせて溶けた頃に飲めるので便利です。

帰りには保冷剤を持ち帰らなくて済むので荷物も減ります。

 

冷えたお水を飲んで一休み。

最初に入れた冷房の効果はまだまだ、トレーラーの

中は外と同じぐらいかほんの少し暑くないだけです。

扇風機を次回のキャンプ迄に買う購入リストに

書き込みました。

 

初めてのキャンプなのでキッチン用品やタオルなど

日用品もセットしなくてはなりません。どこに何を

置くかを決めるのもパズルをしているようです。

ダイニングの椅子がベンチで、その下が収納スペースに

なっています。二つあるので左側にはブレンダーや

トースター、大きなフライパン、調味料などキッチン

用品をしまい、右には携帯のチャージャーなどの

電化製品を入れました。

 

キッチンのシンクの上にはキャビネット、横には

引き出しが一つずつ付いていて、キャビネットには

お皿やコップなどをしまい、引き出しにはまな板や

ナイフなどをしまいましたが帰りの運転でドアが開き

引き出しは開いたり閉じたりスライドしていたようで

着いた時にはお皿やコップが散乱して居ました。

ラッチを調整して開かないようにはしましたが、

念のため、夫が3Dプリンターでフックを作ってくれて、

次の旅行からは移動前にフックを引っ掛けてドアや

引き出しが開かないようにしてくれました。

 

シャンプーセットも出してシャワーに置こうとしたら

プラスチックの台が滑りやすく落ちてしまいます。

多分、床も平行で無いのでしょう。乾いているのに落ちて

しまうなんて、濡れている物を置くなんて無理です。

今回は床に置いて使うことにしましたが、ビニールカーテンで

区切られた狭いシャワーなので、取ったり置いたりする度に

お尻が冷たいカーテンや壁に触ってヒヤッとします。

シャンプーが落ちないように押さえるものも必要です。

 

タオルを掛ける所も有りません。タオルラックも購入リストに

追加です。着替えをかけて置くフックも必要です。

トイレ掃除用のブラシをどう保管しようかと思案しながら

持っていったのですが、水道のパイプと便器の間に上手く

はまって固定されたのでそのままでも大丈夫でした。

 

旅行バッグから洋服を出し入れするのも面倒です。

引き出し付きのラックを買って2段のバンクベッドの

真ん中に入れました。カーテンを付けて中が見えない

ようにして、此処は倉庫替わりです。

 

スライドを引き出した隙間に犬の缶詰やおやつを

保管して、食べる所もセットしました。

犬用のベッドはダイニングエリアとベッドの間に

置き、一通りのセットアップが終わりました。