9月29日 トレーラー納車

モニュメントバレーの新しいキャンプ場


3〜4週間後の納車予定が急に2週間を待たずに

受け取りに行ける事が分かり、気が舞い上がって

なんならそのままキャンプに行ってしまおうと

盛り上がりました。

ずっと行きたいと思っていたダイナソーステート

パークが納車場所から40分ぐらいで行ける事が

分かったので、2泊で予定を入れました。

ダイナソーステートパークではティラノザウルス

と多分、プラキオザウルスかなと思われる恐竜の

足跡が並んで残っているのが見えるんです。

 

初めての事で何泊したら良いのかも分からずに

予約しましたが、この場所では2泊で

ちょうど良い事も後々、分かりました。

それ以上するとうちのサイズのトレーラーは

大体2泊ごとにトレーラーを動かさなくては

ならないようです。

 

大概のキャンプ場はフルフックアップ、

水道と電気のフックアップ、電気のみ、

或いは、水のみのフックアップ、

ドライキャンプの種類があるそうです。

 

フルフックアップは水道、電気と下水が繋がり

汚水が使用毎に流れていくので帰る時は

中を水で流せば良いだけなので、いつも

フルフックアップのある場所を優先して

探します。

フルフックアップ以外で下水がない場所では

トレーラーに付いている汚水タンクがいっぱいに

なったら下水のある場所までトレーラーを引っ張って

行って下水を繋げてタンクを空にしなくては

なりません。うちのトレーラーは多分、最小サイズの

タンクなのでしょう。2泊して帰る頃には満杯に

なっていました。キッチンで使う水もシャワーも

全て一つのタンクなので下水の繋がって居ない

キャンプ場では超省エネモードになります。

電気のみの場合はトレーラーに貯水タンクがあり、

そこに水を溜めて使います。水が無くなる毎に

トレーラーを引っ張って水を入れに行かなくては

なりません。

水のみの場合は、ソーラーパネルやジェネレーター

を持っているか、大きなバッテリーが有れば良いの

ですが、冷蔵庫も使えずシャワーもお水です。

うちのトレーラーのようにスライドがある場合は、

まず電気が無いとスライドが出なくて中で暮らせ

なくなってしまうので、最低でも電気が必要です。

ドライキャンプは、ビーチなどでトレーラーやRVが

泊まっているのを見た事がありますが、うちのような

軟弱家族には向いていません。ビーチには電気も水も

賄えて、汚水タンクも大きな豪華RVばかりが居たよう

でした。

 

トランクにぎゅうぎゅう荷物を詰め込んで、

犬も連れてトレーラーを取りに行くとセールスの人も

驚いていましたが、カートに乗せられトレーラーが

停まっているキャンプサイトのような場所に

連れていかれ、一通りのセットアップの仕方を

教わり練習しました。

勿論、後々に出会う数々の障害を想定している

わけもないのでセットアップは簡単に

終わりました。

それよりも、急いで作ったんだろうなぁと

思わせるほど雑な作り、壁の裏には壁より

長い釘の先がはみ出していたり、床に散乱して

いるおが屑と天井や壁にも残るスニーカーの跡に

目が行ってしまいました。

天井にスニーカーの跡があるのは最初に、床で

天井の部分を作ったんだなぁとか、おがくずの山や

埃で黒ずんでいるカウンタートップやテーブルを

見ると、あぁ、作る事だけが仕事で片付けは

自分の仕事では無いと思っている人が作ったんだな、

クオリティコントロールをするマネージャーなどは

居ないんだろうなとか、着いたらあそこをまず綺麗に

しようとか、ここも拭かなくちゃ行けないなぁなんて

色々と気になってしまってセッティングに大事な事が

頭には入っていませんでした。

 

でも、模擬体験ではテーブルと椅子のスライドを

出したり入れたり、エアコンや暖房の使い方や、

おトイレの流し方なんかも習いました。

入り口にあるパネルには貯水タンクと汚水タンクの

量が表示されたり、電気が通っているかが

見えたり、スライドやガスの温水器、外の照明などの

スイッチも付いて居ます。

 

おトイレは便器の後ろ側に足で踏むレバーが

付いていて、水を足で流します。予め少しの水を

ためて置いて、使用後に流した後,もう一度、

沢山の水を貯めて一気に水を流し込みます。

此処では水のため方と流し方を習いましたが

もう一度流す事を教えてくれなかったので

2、3度目のキャンプ中に大変な事になって

しまいました。

 

トレーラーには水道、電気が通る様になっていて、

更にはプロパンガスのタンクも備え付いています。

シャワーのお湯とお料理はガスを使います。

最新の物はソーラーパネルも繋げられるように

なっています。

 

豪華RVでは床を水平に保つのも自動でして

くれる様ですが、我が家のトレーラーは

四隅にジャックがついて居てマニュアルで

高さを調整します。これは息子の仕事に

しました。

 

ステートパークに着いてセットアップが

終わって、まずしなくてはならなかったのは

あちこちに散らかっているおが屑を吸い取る

事と天井も壁も床も全てを拭き取る事でした。

天井にはやっと手が届く高さなので力が

入らず、天井の掃除は取り敢えず、埃を払う

程度でスニーカーの跡は次回のキャンプに

持ち越しました。

 

これでRVキャンプ生活が始まりますが、

RVを所有している友人達の全員が、RVには

故障が付き物、故障や破損と上手く付き合い

ながらキャンプを楽しむ事だね、とアドバイス

されました。

セールスにも2、3ヶ月毎に雨漏りなどを防ぐよう

ダップやセッチャック剤をトレーラーに常備して

置くように言われました。

このアドバイスがあったお陰で、数々の故障にも

怒る事なく諦めの境地でなんとか乗り切っています。