10月9日 内視鏡検査

右のを4錠、左をキャップ8杯飲みました


無事に腸の内視鏡検査を終えて帰って

来ました。結果は、全く問題なし、

見せてもらった写真も綺麗で健康そのもの

との事でした。

もしかしたら麻酔で眠った後に検査が

終わっても、そのまま眠ったままになって

しまうのではないかと言う不安が何だった

のかと思う程、呆気なく、本当にあっと

言う間に終わりました。グッスリ眠り込ん

でいたので、目覚めた時は検査がまるで

無かったのかと勘違いしてしまう程で、

心配していた事が馬鹿みたいに思えました。

 

この思い込みのせいで、落ち込む事も

しばしばで、夫には迷惑をかけました。

目覚めた時にベッドの側に居てくれて

ありがとう。

 

月曜日の朝が自分の最期になるかもしれない、

「あぁ、もしかしたらこれが最後かも」を

心の中で何度も繰り返しながらも、時間が

近づくにつれ、そんなわけ無い、大丈夫!

と楽観的になる時間の方が段々と増えて

きました。結局は怠け者なんでしょう。

家の中や私物を片付ける訳でもなく、普通に

毎日が過ぎて行きました。

 

翌週に企画した息子のお誕生会の準備をほぼ

終えて手順をメモにし、それぞれ夫と息子宛に

手紙も書きました。夫には万が一、亡くなって

しまった後に読むように準備をし、息子には

日本語での読み書きを続けて貰えるように

平仮名で手書きにしました。

 

当日の朝、夫が息子を学校に送って行く際も、

これが最後にするハグかもしれないなぁ、と

思ったので強く強く抱きしめました。

私の父は今の息子と同じぐらいの時に両親を

亡くしました。亡くなる前に知る事が出来な

かった事を後悔していると聞いていたのですが、

子供の悲しむ顔を見るのは辛いし、私の場合、

そんな確率はほぼ皆無、私の思い込みと不安の

為に子供に悲しい思いをさせるなんて馬鹿らしい

と思い、手紙を書いた後はもう考えないように

しました。

 

検査自体は月曜の朝10時の予約なのですが、

前準備は2週間前からから始まります。

2週間前から薬やダイエット用のサプリメント

取るのを止めて、1週間前からナッツ、シード、

ポップコーンを食べるのを止めます。でも、

ポピーシードの入っているクラッカーなどを

うっかり食べてしまったり、朝起きていつもの

癖でサプリメントを口に入れて慌てて出したり

しました。

 

2日前の土曜日にはグローサリーでゲータレード

とゼリーを、薬局で便秘薬を2種類買って来ました。

普段から飲みなれていないので赤色とオレンジ色

白の3種類を買いました。実際に飲む時になって

白は透明では無く濁っているように見えたので

飲みませんでした。そして赤色は後で書きま

すが、こう言う時に飲んではいけません。

駄目です。

 

日曜日は水分補給以外は何も食べ無いように

します。でも空腹時には透明のゼリーやチキン

ブイヨンなどを口にして良いと言われました。

飲食は全て透明な物に限りOKなんだそうです。

朝8時にゲータレードを2カップ飲みました。

これだけでお腹が一杯です。

10時に便秘薬をお水、又はゲータレードで4粒

飲んで、12時にはまた水分補給をします。

気持ちが昂ぶっているのかお腹はあまり空き

ませんでした。前日の夕食も少なめでした。

その後、2時、3時,4時、5時の4回、一時間

毎に粉末の便秘薬を2カップ分の水かゲータ

レードに溶かして飲みます。この量が半端なく、

一般には1日でキャップの3/4杯分を飲むように

指示がある処を、キャップ丸々2杯分を4回も

続けて飲むのです。

全部で8杯分を4時間で飲んでしまいました。

飲むのが辛くなったら休憩したり少しずつ飲ん

でも良いのですが、それぞれ1時間以内に全部

飲み切らなくてはなりません。

ゲータレードも最初の一杯目で飽きてしまった

のと、こんなに糖分を摂り続けたら却って大変

な事になりそうで、二杯目からはお水に溶かし

ました。無味無臭ですんなり飲めましたが、

糖分と水分の摂り過ぎが心配になり、チキン

ブイヨンをスプーン一杯、何回か飲みました。

 

幸いにもお通事が午前中にあったお陰で、

午後の大惨事は間逃れました。4時40分頃から

お腹が辛くなりましたが、6時頃には透明な液体

のみが排泄され、腸の中が空っぽになった事が

分かりました。此処で朝飲んだ赤いゲータレード

に悩まされます。腸は空なので、液体が薄っすら

赤いのは、まさかの出血?何処から?

胃から?腸から?全く見当も付きません。

明日の検査できっと何かが分かるのだろうと、

この検査を受ける事にして良かったのかもしれ

ないと前向きに考え便秘薬を飲み続けました。

2回目からはお水にしていたお陰で段々と排泄

される液体が透明になり、ふと思い立って

オレンジのゲータレードを飲んで見たところ、

少し経ってオレンジになり、出血は気のせい

だったと気付きました。確信は無く、でも今

自分が焦っても何も出来ないのだし、とにかく

検査を待つしかありません。

青色のゲータレードを買えば良かったと後悔

したのでした。

 

便秘薬を飲み終えたら夜8時からは水分補給のみ、

12時を過ぎたら水分も摂ってはいけません。

当日の朝も何も口にしては駄目です。

 

月曜の朝は夫に連れて行って貰い、終わった頃

迎えに来て貰うつもりでしたが、夫は待合室で

待って居てくれました。

準備室で着替えたら看護師さんが来て、細かく

説明してくれました。麻酔の後に目を覚さな

かった知り合いの話をしたら、複雑な医療には

そう言う予期しないことも起こるけれど、今回は

とてもシンプルで麻酔のみなので大丈夫だと、

今までこの検査の麻酔で目を覚さなかった人は

過去には居ない事を説明してくれました。

 

検査室に運ばれて麻酔が点滴に入ります。

横になって、いつ眠くなるんだろうと思って

いたら「眠くなったら言ってね」と言われ、

「ぜんぜん眠く無いよ」と思った瞬間に

「はい!起きて!」と大きな声で起こされ

ました。目を開けるとベッドの横に夫が

座って居て、びっくりして居ると「検査は

終わったから着替えて帰っていいですよ。」

と看護師さんに言われ、聞くと検査はたった

の30分ぐらいだったようです。

起き上がって着替えようとするとフラフラしま

したが、追い立てられるように急いで着替えると

車椅子で外まで送られ車に乗って終わりです。

朝9時に入って書類にサインをして着替えて

検査を終えて、11時前には家に帰って来ました。

 

帰り際に、さぁ帰って何か食べてね〜、と言われ、

何も考えずに、ついピザなんか食べてしまいまし

たが、検査後の注意書きを見ると、やはりお腹に

優しい柔らかい物から食べるように書いて有りま

した。

 

丸一日何も食べず、腸を空にしたので期待して

体重を計りましたが、たったの1キロしか

減っていませんでした。がっかりでした。

3、4キロは軽く痩せているかと思ったのですが、

これでは1週間も待たずに体重は戻ってしまうで

しょう。

 

検査も無事に終えて、夫婦で息子の帰りを待てる

幸せに感謝です。