9月26日 トラベルトレーラー

家の裏にもアルマジロが出没してました。


去年は子供向けのワクチン使用が承認されず

コロナ禍の終わりも見えないまま春を迎えました。

家から2,3時間離れたキャンプ場に

暖かくなった頃、夫がどうしてもリベンジしたいと

言うのでもう一度キャンプに行きました。

 

今度は暖をキープ出来るよう厚着にして、

前日に犬を洗って臨みましたが、それでも

軟弱家族には夜を越すには寒すぎました。

これ以上、夜の気温が上がるのを待つと、

反対に昼間が暑すぎてしまいます。

狭いので犬の匂いが気になり、寒いとおトイレに

行きたくなりましたが、一人で夜の森を歩くのは

怖いし朝まで我慢しました。

朝起きて洗面道具を持ってバスルームに向かうと

トレーラーの中でテレビを見ながら朝食を取って

いる人たちが見えました。この人達は我慢を

しなくて良いのか〜と思いながら、中がどんな

作りなのか見てみたい気持ちになりました。

 

私はキャンプが好き、と言うより旅行に行きた

かっただけなんです。しかもキャンプは夜が辛い。

夏が近づくにつれてまた何処かに行きたくなって

来ましたが、私にも息子にも(犬にもきっと)

キャンプは辛い思い出、でもホテルに泊まる勇気が

出ない。

 

そんな時、オクラホマの友人家族がトラベル

トレーラーで隔週末に旅行をしていると

聞きました。トラベルトレーラーにはキッチンも

バスルームも付いています。他の人と同じ建物に

入る必要がないのでコロナに感染する事も避けながら

旅行を続けられます。

最初はトラベルトレーラーをレンタルして試しに

行って見るつもりでしたが、調べてみると、

レンタルの期間が1週間で約$3000、他に

キャンプサイトの場所代、食費、洗濯、

ガソリン代を考えると、かなりの金額になり、

レンタルで3、4回旅行すると一番安いトラベル

トレーラーを買うのと変わらなくなってしまいます。

しかもキャンプ人気でレンタルできるまでかなり

待たなくてはならない事もあって、購入した場合も

同時に検討してみる事にしました。

 

色々な種類があって、モーターホームという

マイクロバスのような形、5th Wheelという

トラックの後ろに乗っかる形で引く物、

四角い箱型で車の後ろで引っ張る物などが

あります。

親子3人と一匹なので一番小さい、お値段も

一番安いのに目をつけてディーラーに行きましたが

さすがはセールスのお兄さん、中二階のある3ベッド

ルームの物やスライドが出て広くなるタイプの物

などをどんどん見せてくれました。

アイランドキッチンや、キッチンカウンターが

大理石だったり、フルサイズの洗濯機やドライヤーが

入っていたり、暖炉やマッサージチェアのある物

中と外にフラットテレビがあったり、壁の一枚が

外に倒れてパティオになるなど、豪華RVに溜息を

つき続けましたが、我が家のSUVには大型の豪華

RVは重すぎて、牽引する為に更にトラックを

買う必要があります。初めての事にそこまで

する気にはなれないので、まずはバンクベッドが

あってテーブルと椅子がスライドする箱形の

トラベルトレーラーにしました。

テーブルと椅子が外に出るので中の空間が広く

なります。ベッドは寝る時だけ壁から倒すタイプで、

狭い空間を上手く使えると思いましたが、

これは毎朝ベッドを壁に戻してクッションを直す

作業が後々面倒になるのでした。小さな冷蔵庫と

グリルが外にも付いていて、天気が良い時は外で

お料理が出来ます。でも真夏の暑い時は

エアコンが利なくなってしまうので出来るだけ

外で料理をしています。。。

そして一番重宝するのが電子レンジでした。

出発前にある程度調理した物をを冷凍して持って行き、

温めると楽チンです。もうキャンプでは無く、

移動アパートのような感覚です。

 

これを引っ張って家から2,3時間離れたキャンプ場に

ちょこちょこ出かけるようになりました。

食料や掃除道具を持っての前準備や、帰って来て

からシーツや着替え等、大量の洗濯が大変なのですが、

これでやっとキャンプを楽しめました。

本来の意味のキャンプからはかけ離れていますが、

湖でカヤックを漕いだり、夜空を見上げて星を見たりと

自然を楽しめて、トレーラーのお陰でキャンパー達の

仲間入りが出来たような気にもなりました。