1月4日 銀行口座開設と529

銀行なのに手で小銭を数えました。。。

 

昨日は息子の銀行口座を開設に行ってきました。

お年玉の習慣はないので、お小遣いを貯めた小銭たちを持って行ってきました。

銀行なのだから小銭を計算してくれる機械ぐらいあるでしょうと思い込んでいたのですが、行ってみるとそんなものは無いと、小銭を数え易くするトレーを使ってマニュアルで数えたのでした。

小銭は全部で153ドルありました。毎日多くても十五円ほどしか貰えないお小遣いを貯めていたので頑張ったと思います。

小銭は基本的に入金時に手数料が発生するけど、未成年の場合は小銭の入金への手数料は無しになると教えてくれました。今でも小銭を集めて入金する子供は多いようです。大人には手数料がかかるので、小銭は必然的に子供の口座へ入ることになるのでしょう。

ただ、銀行口座を持てるのは13歳からで、まだ11歳の息子には定期預金のような物でしょうか、セービングにしかできない口座を開いてきました。

それなら529と似たようなものでしょうか。529とは子供用の学資口座のような物です。子供名義で銀行口座を開き、お金を入れておくと学費関連に引き落として使う場合は税金が免除されます。学校の授業料に限らず、一人暮らしにかかる家賃や交通費、教科書代などの支払いに使っても税金は免除の対象になるそうです。ただし、教育関連以外への引き落としには税金がかけられます。

なんせ、こちらの私立大学の費用は恐ろしいです。前にも書きましたが、州立の場合は州内の住民、州外の住民、外国人と三つに区分され学費への税金からの援助額が変わります。当然外国人の学費への援助はされません。私が通っていた頃は州内の学生の授業料の3倍を支払っていました。今はもっとかかるのでしょうか。

私立大は大学にも寄りますが、一年の費用を家賃も含めると7、8万ドルは見ておかないと足りないぐらいで、この他に食費諸々を考えると今からでも少しずつでも貯めておくか学生ローンを使うようになってしまいます。

学生ローンは自己破産をしたとしても免れるものでは無く利子が高いので大学を出て医療系や高収入の仕事に就けたとしても後々まで苦しくなり家庭を持っても子供を産んでも生活が安定しづらくなります。出来れば避けたいと思います。

スイスの友達は大学まで教育は国立なので費用はかからないそうで羨ましい限りです。日本もアメリカもそうすべきだと思います。優秀な人材が費用の都合がつかないばかりに育っていないのは勿体無いと思います。

529の話が長くなりましたが、息子にはお金の使い先や管理を賢く身につけて欲しいと思います。自由に使えるのはいまのうち、良心的な範囲内で楽しんで欲しいとも思いました。