待ちに待った皆既日食の朝、どんよりと曇った空を恨めしく見て、やっぱりダメかなとも思いましたが、どうも見えそうな予感がして、というか、諦めきれずにピクニックの準備を始めました。
今回は旅行する必要もなく、車の運転は危ないというので家の近所の原っぱでみる事にしました。田舎なのでね、どの原っぱにしようか迷うほど、近所に原っぱが存分にあります。
近所のママさん達と適当に集まりましょうと連絡をして12時出発を目処に用意を始めていると、12時には青空が所々に見えてきました。
原っぱの角に座っているとゾクゾクとやってきて、15人と5匹になりました。
ご近所さん達が韓国の海苔巻き(ごぼう、キムチ、ブルコギ)とピザを焼いて持ってきて、うちからはフルーツ盛り合わせ、トマトとモッツアレラのカプレーゼ、チップスとハマスを持って行きました。天体ショーを食べながら時折見て、また食べて、これが楽しい。夫が太陽の写真を撮れるようカメラに部品を買っていたので、写真撮影は夫に任せ、思い切り食べちゃいました。
結論を言うと、皆既日食には曇りが正解です。雲がフィルターの役目をして、フィルターのメガネをしなくても、くっきりと日食が見えました。メガネをすると太陽以外何も見えなくなるのでちょっと面倒なんです。
12時23分ごろに太陽がかけ始め、13時41分に太陽が隠れてリングになりました。辺りが暗くなり街灯が点きました。ほんの4分でしたが、涼しくて気持ち良くなりました。
太陽の側に輝く木星も見て取れました。星は雲がなかったらもっと見えたのかもしれません。ただ、太陽が隠れたとは言っても、さすがに太陽の光は完璧には遮れず、薄暗くなっただけで、完全な真っ暗にはなりませんでした。
そして陽が照り始めると静まり返っていた森の中から鳥達の鳴き声がワーワーキャーキャー聞こえてきました。夜の寝支度をしたら朝になっちゃって驚いていたようでした。
待ち遠しく待っていたのに、天気予報にヤキモキさせられた日食も無事に見れました。
次は2026年のスペインですって。