昔々、まだ独身で私がスリムだった時、というと今の私の体型しか知らない人は私が見栄をはって嘘をついていると思うらしく、ひどい人はしつこくその痩せている当時の写真を見せてみろと迫ってきます。何度も携帯を買い替えているので、そんな昔の写真は無くなってしまったし。。。太り掛けでまだ、太ってはいなかった時に出会った夫は知ってくれているので、それだけで良いかな、とも思っていたら、やっぱり夫は痩せてくれるように、あれこれ食べすぎないよう色々アドバイスをしてきます。。。
話が逸れてしまいましたが、話したいことは、スリムなときに挑戦していたハーフマラソンで朝寝坊をしてしまった時の事なんです。家を出る時間に目覚めてしまった私は大慌てで車に乗り、制限速度ギリギリでハイウェイを飛ばしていたところ、後ろから猛突進でやってきて私の隣を超高速ですり抜けて行った白い車がいました。瞬時にこれに着いて行こう!スピード違反で捕まる時はあの車が先に捕まって私はその間に逃げられるかもしれない、いやいや、捕まるのは後ろをついて行く捕まえ易い私の方かもしれない、リスクは半々だな、と思いました。あの車を追いかけること30分、メーターは時速100マイル(160キロ)を超え、110マイル近く、運転が下手な私には運転しているのが怖かったぐらいです。こんなに早く走るのは初めてでした。幸い、早朝のハイウェイではあまり車もなく、いや、いても私には見えていなかったのかもしれません。
ハイウェイからの出口も同じ、続けて同じように2、3回曲って最後の曲がり角で彼はまっすぐ行き、私は駐車場へ曲がります。
チェックインを済ませ、応援の人が戻りかけている所を一人でスタートし、最初の角へ来たとき、あの車が居ました!なんと覆面パトカーだったのです。そしてあの、非番のお巡りさんが交通規制の為に立っていました!
マラソン大会の交通規制に遅刻したおまわりさん。どういう気持ちで私がついてくるのを見ていたのでしょうか。。。
駐車場からスタート地点までも走ったので、ハーフ以上の距離を走ってしまいました。でも、記録は足につけてあるGPSで計られるので、実際のハーフの距離と時間が算出され問題なく終わりました。
どんなに遅くなってもあんなに速度で車を走らせたのはあれが最初で最後です。捕まえないでいてくれてありがとうございました。もう15年以上も前の話なので時効ということで良いですよね。