1月16日 電撃どころか、びっくり婚

クリスチャンなのに神前式で結婚しました。

 

昨日はダラスに住む友達の娘さんが今年の夏に結婚することになり、おめでたいニュースの電話を貰いました。この夏に日本へ行って文金高島田で記念写真を撮ってくる予定なのだそうです。

友人達の結婚を見ていたら、ブライドメイドを決めたりリハーサルディナー、披露宴など結婚式以外にもかかる費用と労力が大きすぎて写真を撮るだけに済ませたいという結論に至ったそうです。

その電話で夫が私たちの結婚記念日であることを思い出し、続いて私もハッとする。。。雪と氷点下で電気が来なくなることを恐れすぎて、すっかり結婚記念日を忘れていました。

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今から13年前の12月24日のクリスマスイブに指輪のプレゼントをしてくれ、プロポーズをして貰いました。そして1月に日本へ報告に行きました。

弟夫婦から1月15日は家族写真を撮るので一日空けておくように言われ、前日は皆んなで横浜のランドマークに泊まり、朝食後に写真屋さんへ移動しました。

日本人の過密スケジュールと日本家屋の寒さに慣れず、夫が風邪を引き、熱を出したので夫を置いていこうと思ったところ、弟夫婦も母も慌てて、それは困ると。一枚だけでも良いから写真撮影に付き合って欲しいと頼まれ、熱でぼぉっとしている夫を車に乗せ、写真屋さんへ。

写真屋さんでは皆んなからのプレゼントとしてウェディングの写真を撮るからウェディングドレスを選ぶよう言われ、まずは何故か文金高島田に着替えました。ある程度用意が出来たところへ着替えの為に夫も一緒に入ってきました。日本語がわからないので通訳しながらの着替えでした。

結婚してしまいました。

 

係の人が来て私に「本来なら新郎がすべき処なのですが日本語がわからないので誓いの言葉などは全て花嫁にして頂きます。」と言われます。ここで初めて、写真だけではなく、どうやら私達は結婚式をするのだと気づきました。

夫へも、これから私達が結婚式を挙げるらしい事を伝えると、ふぅん、と言う返事。私はこれはOKなのだなと受け取り、何事もなかったかのように先へ進めます。

着替えが終了すると外には車が待っていてそのまま神社へ連れて行かれました。神主さんが結婚式を挙げてくれました。居たのは母と弟夫婦に小さな3歳の甥っ子と1歳の姪っ子だけ。2人とも昼寝に入ってしまい、泣かれずに済みましたが、弟夫婦は2人を抱えて重たかったと思います。

写真館へ戻りお直しの後に写真を撮りました。紋付袴を着た夫は嬉しそうに日本刀を持たせて欲しいとリクエストをして写真屋さんを困らせていました。おめでたい結婚式なのに刃物を持つって、ねぇ。。。夫は刀を手にポーズをとります。唯一、夫が笑顔で写っている写真がこれです。

ドレスに着替えて写真を撮り、気づいたら私達は結婚していたのでした。

日本で結婚してしまったので、併せてアメリカでもしてしまおうと言うことになり、アメリカに戻ってきた翌日に手っ取り早く結婚させてくれる裁判所へ届を出しました。届を出した3日後に裁判官の前で宣誓をして終わりです。

ということで、憧れていた教会での結婚式も無くなり、披露宴も無くなりました。少ない有給を使って日本に行ってしまったので新婚旅行もせず、今に至ります。本当なら、親戚やお世話になった人達に報告をして祝福されて結婚したかったけど。

そして夫は私が結婚式を挙げることは知っていて夫を騙したのだと思っています。なので夫の親戚は私が常識のない嘘つきだと思っています。義姉には事前に報告がなかったと物凄く怒られました。

でも、あの時に義妹が全てを仕切ってくれて結婚式を準備してくれていなかったら、そして夫が熱にうなされて居なかったら、もしかしたら、この結婚は実現していなかったかもしれません。義妹に感謝です。