4月19日 お気楽な犬達

疲れて寝てしまいました。

今日は途方もなく疲れました。

今週の初めに来週の月曜からパリに行くので、10日ほど犬を2匹預かって欲しいと頼まれ、良い子達で扱いも楽だし問題ないから、と言われOKしてしまったからです。

ペットホテルなんかに預けると2匹なら軽く千ドルぐらい行ってしまうでしょう。それは大変だ〜なんて同情してしまったのが運の尽きでした。

老犬君の持っていたものは全て人に譲ってしまったので、家には何もありません。とりあえず、犬たちのベッドとボールと餌を持って現れました。月曜日からと言っていたのに、OKしてからは「荷物だけ週末持ってくる〜、土曜日でも良いかな?土日は予定が入ってしまったので金曜に持ってくる、子供達を学校に下ろしてから来るので朝の9時過ぎには連れてくる」と、どんどん前倒しになって金曜の今朝、犬たちを連れてきたのでした。

小さな6ヶ月のポメラニアンと4歳のシーズーの2匹ですが、いきなり戯れまくりの大騒ぎです。小さすぎて大暴れなのでいつか蹴飛ばしてしまわないか心配です。犬達がトレーニングなんてされていないのが丸わかりでした。

犬達のママも、シーズー君は問題なしだけど、ポメちゃんはちょっと大変かも、と車を降りて言いました。ちょっと待って、どう言う問題のことを言っているのか詳しく教えてちょうだいと頼んでも言葉を濁して何も言いません。

犬達の1日のスケジュールも、一度にあげる餌の量も言えません。適当にボールに入れて一日3回食べさせているようです。3回なのは自分達が食べている時によって来ないようにするために、食事時にあげるのだそうです。

よく聞くと、家の中ではケンネルの中に入れっぱなしで、子供達と遊ぶ時、餌をあげる時、用を足す時だけケンネルの外に出してあげているようでした。

その話を聞いて途方に暮れてしまいましたが、我が家にいる間にトレーニングができれば、そんな飼い方をしなくて済むかもしれないと思い、老犬君のシッターさんが助言をしてくれる条件で預かることにしました。万が一私がねを上げてもシッターさんに預かってもらい支払いはすると同意してくれました。

外で用を足させて、裏にも出してあげたのに、家の中に入った途端に粗相をされてしまいました。飼い主はどうしましょうと言うだけで、犬に注意をするわけでもなく突っ立っていました。私が犬にキツく注意して後片付けをしました。

2匹同時にお仕置き中。でも楽しそうです。

六ヶ月のポメちゃんは、大変です、外に出ても中に入ってもしたいタイミングでやってくれるので、まずは3時間おきに裏に出すか散歩をしました。家の中でも2匹で大小4回も失敗されてその度にお仕置きでケンネルへ。

シーズー君は椅子の上やケンネルの上に乗ってしまうのでその度にタイムアウトでお仕置きです。

目を離すと離れて用を足しに行こうとするし、私のサンダルを加えて遊びまくるし、ご飯の度に催促をしてきます。散歩でもぐいぐい引っ張ってきます。

野放し状態で飼われていた犬達を2匹も一度にトレーニングです。

これで老犬君がどんなに良い子だったのかが身に染みてわかりました。人に預けて何も問題ないというのは老犬君やシッターさんのタロウ君のことを言うのだと、彼女に騙された〜と思う反面、この2匹を救ってあげなくてはいけません。帰ってから家の中で自由に暮らせるようにしてあげたい。

ああ、でも疲れました。

何が困るって、粗相をしても、おバカでも、私が怒っているのに能天気に笑顔で私についてくるんです。明日からの2週間は指折り数えてしまいそうです。