9月4日 ダイナソーバレーステートパーク

恐竜のダンス

 

先週のスーパームーンは日本でも見えたでしょうか?大きなオレンジ色の満月がとても素敵でした。週末になって夜空を見上げると雲が覆って星も見えず、こんなに雲があるなら雨が降ってくれれば良いのに!空の上じゃなくて地上に水分が必要!と思っていたら翌朝雨が降りました。しかもシトシトと、いつものような豪雨ではなく。犬の散歩も適度にできる嬉しい雨でした。

暑くて読むこともできず写真に収めて来ました。

 

このところの日照りで干上がってしまった近所の池などは潤うほどでもなく残念に思っていたら、ニュースが目に入りました。一昨年の8月にトレーラーを買って初めて行ったテキサス州グレンローズにあるダイナソーバレー州立公園の川の水が干上がり、底から恐竜の足跡が沢山出てきたと言うのです。恐竜たちがまるでダンスをしていたかのようにバタバタと散乱しているようにです。ニュースには、いつ雨が降ってまた川底に沈んでしまうかわからないので発掘作業は時間との戦いだと書いてありました。

ブラシとスコップで誰でも発掘できます。

 

ダラスではシトシトでも雨が降ったばかりです。慌てて夫に頼んでみんなで行って来ました。はい、みんなでというのは老犬君も入ります。前回は老犬君も元気に歩きましたが、あれから2年、人間の歳で100歳を越える彼には暑いだろうし、キツイだろうとストローラーを持って行きました。ストローラーに乗せてしまえば楽々と思ったのが浅はかでした。車を停めた所から川底まではほんの40-50メートル程の砂利道を降りていくのですが、手の拳大の石ころがあちこちに転がっていて、途中から10メートル程は砂場になりました。車輪が埋もれて重いのなんの、2人がかりで前から引っ張り、後ろから押しました。最後の5メートル程は急勾配になったので二手に別れようということになりました。私と老犬君で待ち、夫と息子が2人で先に行きます。待つ間、老犬君にも水を飲ませます。ストローラーの床部分にはアイスパッドとクラーパッドが敷いてあるので、極暑は避けられているはずですが、やっぱり暑いですよね。人間様は極暑です。

このボコボコ全部が足跡です。

 

足跡を見て帰ってくる人たちが一息つける場所に私たちがいたので、みんな老犬君を見つけて撫てくれたり話しかけてくれました。老犬君はどこでも人気者です。夫と息子が帰って来たので交代で私も川底へ降りて行きました。足跡のカオスです。前回、もう少し川下だったか川上だったかで見たのは直径1メートル近くの真ん丸と爪の尖った足跡の2種類でしたが、今回は真ん丸のはありませんでしたが、2、3種類の恐竜達と思われる足跡がボコボコありました。

老犬君も嬉しそうです。

赤ちゃんの足跡と書かれた小さな黒板も置いてあって、周りの大きな足跡と比べると可愛いのがいくつかありました。とは言っても、15センチぐらいはあって、そこから大きさや爪の鋭さを想像すると、きっと出会ってしまったらバッサリやられてしいまいそうだな、と怖くなりました。5歳ぐらいの男の子がその黒板を持って遊んでいたのですが、どこから持って来たのかわからなくなってしまうぐらい足跡だらけです。

ちなみに私の足は22センチです。

右側にある恐竜の赤ちゃんの足跡、わかりますか?


ブラシとスコップが置いてあって、誰でも掘れるようになっていました。乾いてしまった泥の下に埋もれている足跡を誰でもどんどん発掘できます。私も発掘できる!と思いましたが、あまりの暑さに断念、写真を撮るだけで精一杯でした。

老犬君がこんなにずっと嬉しそうなのは久しぶりです。

そして帰り、何を血迷ったか夫と息子には前回みたところまで川を辿って行くように言ってしまい、私1人で老犬君を車まで連れて帰ることに。。。帰りは登りなのに。。。もう後ろ向きでストローラーを引っ張り引っ張り帰ります。手を離したら勾配でストローラーが後ろに倒れてしまうので油断できません。ヘロヘロになって車に戻り、エンジンをかけてクーラーの中で涼みました。暫く待っていると、もっとヘロヘロになった夫と息子が帰って来ました。前回のところはまだ水の下でイマイチだったようです。130億年まえに歩いていた恐竜達の足跡が残っているなんて不思議ですね。

このニュースでかなり混んでいたので予約をして行かないと入れない程でした。もし行くチャンスがあれば乾季で暫く雨が降っていない時を選ぶと良いかも知れません。

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