流行に敏感な日本ではもう古いと言われてしまいますが、私が作るティラミスはイタリア人直伝!シンプルでクリーミー、美味しいです。
なんちゃって、お砂糖とチーズが入っていて美味しくないわけが無いだけです。
ある人に教えてあげたところ、日本に住んでいた遠距離恋愛の彼に食べて欲しくて彼を訪ねた日に2人でマスカルポーネを探してスーパーを3軒もハシゴしたそうです。新婚の時にみんなが集まって彼女が作って一番美味しかった物は何かと聞かれるとティラミス!って答えてました。彼女はお料理上手な人なので、ティラミスがその上を行ったのは嬉しかったです。
イタリアには3年半ほど居ましたが、美術館の中に住んでいるような美しい街並みや個性の濃い面白い人達との出会いが私の価値観を大きく変えてくれたように思います。
ある時、バスの中で口喧嘩が始まり、それを聞いていた誰かが1人に加勢し、更に誰かが入り、言い合い喧嘩がバスの中を移動して行きました。最後は誰と誰の何の喧嘩だったのか考えてしまうほどで、つい外を向いて笑ってしまいました。いつもこんな感じで、勝ち負けを判断するには、イタリアでは最後まで喋り続けた人が大概勝ちのようです。
ティラミスの材料です。
- マスカルポーネチーズ 1パック
- 卵 3個 (材料を倍にして作るときは卵の大きさによってですが、5個にしてます)
- エスプレッソ (濃いめのコーヒーでもOK、子供用にはデカフェを使います)
- サヴォイアルディ (レディフィンガー)
- お砂糖 80g (私は適当に大さじ3杯ぐらい入れてますが、アメリカ人がいる時は5杯にしてます)
- チョコレートパウダー 或いは ココアパウダー
作り方
- エスプレッソコーヒーを淹れます。
- 卵を二つのボールに黄身と白身に分けます。
- 白身は角が立つぐらい、モッサモサに泡立てて冷蔵庫に入れます。
- 黄身にお砂糖を入れ混ぜます。
- 3に室温に戻しておいたマスカルポーネチーズを入れ混ぜます。
- 3の白身の一部を4に入れサクサクと混ぜます。混ざったら更に2、3回に分けて白身を入れ混ぜ合わせます。
- 浅めの器にコーヒーを入れます。
- ティラミスを作る器に6で出来たクリームを薄く伸ばし塗ります。
- サヴォイアルディをコーヒーにささっと潜らせ8の器の底に並べます。温度にもよりますが1、2秒ずつぐらいでしょうか。
- 6のクリームを上にのせ平にします。
- サヴォイアルディを一つずつコーヒーに漬け、下の段とは平行にせず格子状に並べます。ここが大事なポイントで、下の段と平行にしては絶対にダメ!と厳しく注意されてます。
- またクリームを乗せ平にします。クリームがなくなるまでサヴォイアルディと順番に乗せて行きますが、最後はクリームで終わるようにしてください。
- クリームの上にココアパウダーを振りかけます。
- 冷蔵庫で2時間寝かせて出来上がりです。
卵を生のまま使うので新鮮な物を使います。賞味期限は当日中か翌日ぐらいでしょうか。一口食べると後を引いてどんどん食べてしまうので翌日以降残っていた事はなく、賞味期限を心配した事はありませんが。。。知り合いは小分けにして冷凍保存をしておくと言っていました。
ティラミスを差し入れすると必ずレシピを聞かれるのでYouTubeも作ってみました。こっちの方が簡単さが伝わると思います。良かったらみてください。