My Big Fat Greek Weddingを見て来ました。
年齢が近いこともあって、1番最初の映画は一緒にドキドキしたかな、なんて思い出したりして。でも2は見ていなかったので映画を見に行く前日に慌てて観ました。個人的には2が1番面白かったです。そして今週、火曜日は映画の日、1人＄5で観れるんです。うちの近所の映画館は予約制で椅子がリクライニングです。足元も十分すぎるぐらい空いていて、高さもあるので大きな座高の高い人が座っても余裕でスクリーンが全部見れます。なので1人＄5はものすごくお得。そしてお昼時なのでケサディーヤをオーダーして食べながら映画を観ます。
今回は娘が結婚するのかな、なんて親の気持ちになって涙する予定で行ったので思い切り予想が外れて空回りでした。なんだか微妙な気持ちで帰って来ましたが、4も作るつもりでしょうか。やっぱり娘の結婚式をギリシャ方式でやって完結して欲しいと思います。
そして、ふと子供の頃のことを思い出しました。父方の祖母は私達孫が映画を見に行くというと太っ腹に一万円とみかんをくれました。いやいや、みかんは要らないよ、という私達をどうしても理解してくれず、何度断っても靴を履いている間にバッグの中に入れられて仕方なくみかんを持って映画館へ出かけるのでした。祖母の時代には音を立てずに食べられるのがみかんだったから持たせてくれていたのですが、みかんをそのまま持って帰ると残念そうにしている祖母を見るのが悪くて、みんな一個ずつ映画を観ながら食べるのでした。そして手がみかんの匂いになりました。
帰ってお釣りを祖母に返そうとすると「一度お財布に入れたものは返さなくて良い」と受け取ってくれませんでした。孫達はそれぞれお金をもらっていたのですが、お釣りは返すつもりでまとめてチケットを買っていたので分けるのにいつも小銭が必要になるのでした。いい加減ずうずうしく貰っておこうと最初からなれば良かったのかも知れませんが、そこはまだ子供だったので、毎回同じ繰り返しでした。
そして家に帰って映画とお小遣いをもらった話を親にすると父は良かったなぁ、と一言、母は銀行に入れて貯めておいてあげる、と言うので私もすんなり渡していました。お正月のお年玉や祖父母を訪ねたときに貰えるお小遣いなど、その都度、貯金をするため母に渡していました。
そして中学生の時だったでしょうか、そう言えば私のお小遣いは幾らぐらい貯まっているんだろうと気になって母に聞いたところ「は？何のこと？」という返事が返って来たのでした。まさか！え？まさか？忘れてるってどう言うこと？とショックを受けている私を見て笑いながら、「生活費で使っちゃったわよ〜。あんた信じてたの？」と言い放ちました。使い込みを私が見抜いていたとでも思っていたのでしょうか。1番の身内に裏切られた中学生の私、今でも自分が可哀想になります。犯罪としては時効なのでしょうが、本当に貯めてくれていたら幾らだったのか今でも気になります。
