我が家の老犬君も先月末に18歳を迎えたばかりですが、長生きはしてみるものです。18年も生きていた甲斐がありました。生まれて初めてのお呼ばれです。お友達の柴犬タロー君の6歳のお誕生会に招待されました。今まで予防接種とか年に一度のリマインダーぐらいしか貰った事がなかったので、私の方が嬉しくて舞い上がってしまいました。
柴犬タロー君はうちの老犬君のシッターさんの家の犬で、どんな犬がきても懐大きく受け入れ、なんなら、やんちゃ犬の教育係も引き受けてくれるお利口さんです。新聞や郵便も咥えて持って帰ってくれます。
さて、犬のお誕生会って何を持って行ったら良いのでしょうか。もうすぐハロウィンなのでかぼちゃやクッキー型の犬用おもちゃを買いましたが大丈夫だったでしょうか。会場は歩いて12分ほどの所にあるペットパークです。行ってみると大小、種類も様々に20匹ぐらいの犬達が中にいました。こんなに大勢の犬達の中に入ってうちの老犬君は大丈夫でしょうか？少し不安になりましたが、シッターさんが預かってくれている間に何度も老犬君を連れていってくれた場所なので、どの犬とも老犬君とは顔見知り、暖かく、そして時に過激に迎え入れてくれました。老犬君は大きな犬のふりかえりざまのしっぽに当たってひっくり返ることも数回ありましたが無事に仲間入りできました。
ペットパークの入り口の外側にテーブルがセッティングしてあり、手作りピザ、ブラウニー、飲み物が人間用に、その横には犬用に鶏肉の乾燥したもの、クッキー、バナナマフィン、オレオが用意されていました。オレオ以外は全てシッターさんが丸1日かけて手作りしたのだそうです。
会場に着くなり、老犬君は乾燥チキンの匂いに気づいて笑顔になりました。シッターさんはピザを15枚も作って焼いて持ってきていました。本場イタリアで食べたようなモッツァレラがどぉーんと乗っていて美味しかったです。
主役のタロー君は冠を頭に乗せて、前掛けをしながらずっと笑顔でした。3日前から冠を乗せて過ごす練習をして過ごしたので、パーティの最中に暴れて前掛けや冠を外すこともせず、本当に聞き分けの良い犬です。
こちらは初めましてのペットやオーナーさん達が大勢いましたが、向こうは全員うちの老犬君を知っていて親しく話しかけてくれ、楽しく過ごさせて貰えました。でも、肝心の老犬君、チキンを貰って一通り犬達との挨拶が済んだら、さぁ帰ろうよ〜と入り口でじっとり離れません。なんて正直で失礼なんでしょう。でも、そこは18歳、疲れてしまったのでしょうがない。帰ってきました。シッターさん、タロー君、招待してくれてありがとう。そして最後に、夫も息子も付き合ってくれてありがとう。犬をストローラーに乗せて往復24分、一緒に歩いてくれてありがとう。
