10月3日 お役所仕事って

近くの植物園です。

 

先月、自動車の買い替えをしたのですが、古い車を下取りに出さず、別のディーラーに売りに出しました。下取りでは、もう車を買うことが決定していたため、足元を見たのか、できるだけ高くローンを組ませようと思ってかなり低めの値段、本来の価値の三分の一の値段をつけられたからです。

8月26日ディーラーでサインをして車の権利書と鍵を置いてきました。本来なら小切手を受け取って帰って来るのに、オーナーが代わるので新しいシステムでは本社から小切手が送られるとのことでした。車の権利書のオーナーシップの書き換えが終わり次第、小切手が送られるので2週間待ってね、と言われ嫌な予感はここから始まりました。

9月初旬に残りのローンの支払いが完了したお知らせが来て、さぁ、次は私達の小切手が届くのよね、と毎日郵便受けをチェックしましたが一向に届きません。ディーラーの担当者アビーに電話やテキストで連絡をとってもオーナーが変わったからね、もう少し待って〜といつも先伸ばしの返事しか届きません。もう10月です。とりあえず、何処の誰に連絡を取るのかぐらい教えなさい!と聞いても、自分も聞いてるんだけど分からない〜と。あなたが怠慢なせいで私達に迷惑がかかっているのよ。しかも当の車はもう売られてしまっていました。詐欺か盗みで訴えますよ。

夫がそろそろ法的手段を取らないと行けないな、と準備をし始めたので、その前に、ノラリクラリのこの担当者をまずは脅してみることにしました。

「法的手段をとるけど、窓口はあなたで良いのよね?」

「それは会計係のフアンにして。電話番号はxxxxxよ。」

電話をしてみると彼女の働くディーラーの代表番号でした。もうふざけているとしか思えません。腹が立ってきたので、法的措置を取るからあなたのフルネームは知ってるけど、そのフアンの苗字も教えてと連絡をしたら慌てて会計部門の担当者のメルアドを連絡してきました。彼女が小切手を切っているから彼女に聞いてと。今度はフアンじゃなくてタネクアと言う人です。フアンは誰?なんだったの?

ダメ元でタネクアにメールで問い合わせたところ、8月28日に小切手は郵送されたという返事に小切手のコピーとフェデックスのトラッキング番号を添付してきました。見てみると本当に8月28日に送られています。が、送り先がシンシナティで、9月1日になんとかニールさんって人が受け取りのサインをした事になっています。シンシナティって、ニールさんって。ニールさんはパーティでもしたでしょうか、それともバケーションに出かけたでしょうか。タネクアさん、この郵送証明を私たちに送る前に自分で見て無いのですか? 私があなたなら自分のミスを自分で見つけて青くなっていたことでしょう。呆れました。

やっとのことで、先に発行した小切手は無効にして新しいのを送り直してくれることになりました。でも一言も謝りの言葉もなく、偉そうに「今回はちゃんと送り届けられるようにするから、もう一度住所を再確認のため教えてちょうだい」って、どうしてこんな事が言えるんでしょう。明らかにチェックと違う場所に郵送した癖に。最初の小切手だって正しい住所も名前も印刷されていましたよ。しかも、私の名前と住所が書かれている高額の小切手をどこの誰だかも知らない人に送ってしまって、プライバシーの侵害でしょう。こんな高額を定期的に受け取っているとでも思われて泥棒にでも入られたらあなたのせいですよと、とことん意地悪を言ってやりたかったけど、夫が止めます。

1ヶ月がすぎて漸く一件落着となりそうですが、小切手が発行されてこの手に届くまでは安心してはいけません。明後日ぐらいに小切手のコピーとトラッキング番号を督促してみます。怒り処とつっこみ処が満載ですが、まずは小切手が届くのを祈るばかりです。

お客である私たちに仕事をさせて偉そうにしているのって、こういうのをお役所仕事って言うんだったよな、と思い出しましたが、最近のお役所はとても親切、仕事も丁寧で、この言葉は、もう死語にして良いハズですよね。お役所の方々に失礼ですね、きっと。