11月28日 カレーをインドの人に振るまう

お恥ずかしながら日本のカレーをインド人に食べて貰いました。

 

ご近所の仲良くしてくれているインド人家族の奥さんのお父さんとお母さんが半年ほどこちらに遊びに来ていたのですが、明日帰ってしまう、というので兼ねてから話していた日本で食べていたカレーを我が家に食べに来てもらいました。本場のカレーを作っては裏庭から持って来てくれるので私達はいつもありがたく頂いていて、お返しはケーキとかスイーツにしていたのですが、やっぱり日本で私が慣れ親しんだカレーを知って貰うのも面白いかな、と思ったからです。

こちらで手に入るのは中辛のゴールデンカレーです。でも久しぶりに、15年ぶりぐらいに作るのでうまく出来るか心配だったので先週一度練習をしてみました。私の料理の腕はそんな物です。夫には毎日、ごめんね、と言いながらお昼と晩御飯を出してから食べます。息子は私の作る物で育っているので、こんな物だと思っているはず、将来のお嫁さんからは何を作っても美味しいと言われるはずなので、感謝されると思っています。

箱に買いてある通りに調理を始めましたが、ル・クルーゼの大鍋を使ったら水分が飛んでいかなくてかなり多めになったので慌てて多めだなと思う分の水を計量カップに取り分けてからルーを入れました。ル・クルーゼは重たいのであまり使わず気づかなかったのですが、野菜を煮込んだときの野菜の艶が違っていました。蓋を開けた時にびっくりしました。宝の持ち腐れになっていたので普段から使ってあげようと思いました。

カレーのルーが溶けた頃、ちょうどやって来ました。小麦粉とカルダモンやアーモンドを使ったデザートを持って来てくれました。

食事中、お父さんは食べながらカレーにお塩をジャンジャンかけていて血圧は大丈夫かと心配になりましたが、おかわりをしてくれました。奥さんも旦那さんも美味しいけど、これは何て言うお料理なのかと聞いて来ました。あはは。これが日本の家庭で食べているカレーですよ。

インドにも似たような味の食べ物がある、ルーツはそれかなと、でも名前を忘れてしまったなぁと考えていました。

私にとっては全部がカレーと思っているものも、マサラとか、ブリヤニとかヴィンダルーとか種類が違うようなのです。多分、カニカマとクリームチーズの入っているカリフォルニアロールを日本のお寿司と呼んでいるような感覚でしょうか。

そして今朝は犬の散歩の時にお父さんと出会いました。ヒンズー語で話すので何を言っているのか分かりませんが、多分、インドのデリーまで直行便がないのでフランクフルト経由で飛び、デリーから6時間ほど汽車に乗って帰ると言うことと、今度はインドに1週間ほど遊びにおいで〜と誘ってくれていたのだと思います。全然違っているかもしれないけど。

今度、日本に行く時にインドまで足を伸ばすのは無謀な計画かもしれませんが、一度は訪れてみたいと思います。