10月8日 トレーラーセットアップ

奥の大きい輪っかの穴が1mぐらいで草食恐竜の足跡、手前はティラノザウルス

実物大恐竜、後ろにウンコサイズのうちの犬が居ます。

去年の8月のある日、トラベルトレーラーを

購入しました。予約を入れた時点ではキャンプ

人気で1ヶ月以上待ちと言われましたが、

そこはアメリカ、週末のデリバリーに

入っていたらしく2週間待たずに取りに

行ける事になりました。

 

受け取り当日からダイナソーステートパークの

キャンプサイトが空いていたのを見つけたので

早速、予約を入れて、受け取りの朝、キャンプに

必要な荷物をトランクに詰め込んで家を出て

トレーラーを受け取ってそのままキャンプ場へ

直行です。

 

恐竜の足跡の化石があるダイナソーステート

パークにはずっと行きたいと思っていました。

行こうと思えば日帰りも出来るのですが

雨の後は水に埋もれて足跡が見えなくなる

ので中々タイミングが合わずに行きそびれて

いたのでした。

 

まず最初に気付いた事は、当たり前の事ですが

トレーラーを引っ張っているので到着時間に

余裕を持たないと行けないなぁと言う事です。

40分のドライブ予定でしたが到着まで1時間以上

かかりました。大概のキャンプ場は家から3時間

ほどの距離なのでトレーラーを引っ張っていく

時はもう1時間余分に考えて4時間を予定して

おきます。

 

キャンプ場に着いてまず困ったのがバックインです。

道の脇にほぼ直角に並んでいるサイトにバックしな

がらトレーラーを入れなくてはなりません。

トラックの運転も車の牽引などの経験も無いので、

ハンドルをどう切るのか頭では分かっていても

なかなか難しいのです。夫の苦戦中に後ろから車が来て

しまいました。キャンプサイトの辺りは一方通行の

所が多く、脇に寄せても追い越す幅は有りません。

私達がトレーラーをサイトに入れるまで車は前に

進む事が出来ません。初めての経験に焦る私達。

キャンパー達は殆どの人は優しくて、困っている

人には声を掛けたり、助けを求めると快く助け合う

のも常識のようです。怒らず黙って待ってくれました。

外で見ている、一応誘導しているつもりの

私には簡単そうに見え、まぁ続けて経験すれば

慣れるだろうぐらいに思っていたのですが、

点で繋がっているだけのトレーラーを右に左に

曲がりながらバックで入れるのは相当、難しい

ようです。誰かが待っているというプレッシャー

が上乗りして、これを最後にキャンプサイト

プルスルーで出入り出来る所に絞って探す

ようになりました。

 

此処で、左右が平衡に停まっているかをチェック

します。どちらかが低い場合はタイヤの下に

なる位置にブロックを置いてトレーラーをその上に

乗せて停めます。

 

ようやく停められてホッとしましたが、

休んでいる時間はありません。

さっき習ったばかりの手順でトレーラーの

セットアップに掃除もしなくてはなりません。

 

トレーラーのタイヤにプラスチックの車止めを置いて

トレーラーが動かないようにしたら、ジャックで車体の

前方を上げて地面に固定して車を切り離します。

トレーラーの前が下がって居る場合はジャックを上げ

続けて前後を平行にします。

ゆくゆく電動にアップグレードしましたが、

この時はジャックも手動で上げ下げします。地面に

ポールの底が着いた後に持ち上げ続けるには相当の

力が必要です。トレーラーの重みがハンドルを硬く

するので、夏の暑い時にはきついです。

 

次は4隅に付いているジャックを上げてコーナーを

補強してトレーラーを支えます。この時に地面に

勾配があったりすると低い方の角にあるジャックの

下にプラスチックのブロックを入れて高さを調節します。

高級なRV車はこの作業が自動でされるのでこの一手間が

楽に済みます。

ドアの下から階段を引き出し,中に入ります。

言うまでもなく、うちのトレーラーは手動で

床下に折り込むように入っている階段を

引き出します。結構、重いです。

 

夕方とは言え真夏で外は37℃です。暑いのなんの。

夫は電気と水道をケーブルで繋ぎます。下水がある

場合はパイプでトレーラーから下水用の穴に繋ぎます。

此処には下水がないので繋がずに汚水タンクが満タンに

なったら空けに行きます。

 

電気が通ったので、テーブルと椅子のある部分の

スライドを出します。この時に電気や水道の通って

いるポールや木の枝などがスライド先にあると

今までの努力が水の泡、これ迄の工程をやり戻して

トレーラーの位置をずらさなくてはいけません。

まさか、やり直し?気が遠く成りかけましたが

スライドを出してみると出し切った所から10センチ

程の余裕が有りました。やり直さなくて助かり、

大事な事を一つ学びました。

トレーラーを停めてすぐ、辺りに障害物がないかの

注意が必要です。

 

直ぐにエアコンと冷蔵庫のスイッチを入れ

中を冷やしている間に、さぁ、大掃除です。

初めてのトレーラーは足跡だらけ、おが屑が散乱していて

小さな空間ですが、おが屑を取り、靴の跡を拭き取り

埃を払って床磨き。その間に段々と荷物が運び込まれて

来ます。ふらふらに成りながら冷え始めた冷蔵庫にそれぞれ

食料を入れます。クーラーボックスに入っていた氷もまだ

凍って居たのでそのまま冷凍庫に入れますが、お水のボトル

も凍らせて保冷剤替わりに持ってました。キャンプ中に

凍ったボトルをクーラーバッグに入れて出かける時に

ランチや他の飲み物も冷やせて溶けた頃に飲めるので便利です。

帰りには保冷剤を持ち帰らなくて済むので荷物も減ります。

 

冷えたお水を飲んで一休み。

最初に入れた冷房の効果はまだまだ、トレーラーの

中は外と同じぐらいかほんの少し暑くないだけです。

扇風機を次回のキャンプ迄に買う購入リストに

書き込みました。

 

初めてのキャンプなのでキッチン用品やタオルなど

日用品もセットしなくてはなりません。どこに何を

置くかを決めるのもパズルをしているようです。

ダイニングの椅子がベンチで、その下が収納スペースに

なっています。二つあるので左側にはブレンダーや

トースター、大きなフライパン、調味料などキッチン

用品をしまい、右には携帯のチャージャーなどの

電化製品を入れました。

 

キッチンのシンクの上にはキャビネット、横には

引き出しが一つずつ付いていて、キャビネットには

お皿やコップなどをしまい、引き出しにはまな板や

ナイフなどをしまいましたが帰りの運転でドアが開き

引き出しは開いたり閉じたりスライドしていたようで

着いた時にはお皿やコップが散乱して居ました。

ラッチを調整して開かないようにはしましたが、

念のため、夫が3Dプリンターでフックを作ってくれて、

次の旅行からは移動前にフックを引っ掛けてドアや

引き出しが開かないようにしてくれました。

 

シャンプーセットも出してシャワーに置こうとしたら

プラスチックの台が滑りやすく落ちてしまいます。

多分、床も平行で無いのでしょう。乾いているのに落ちて

しまうなんて、濡れている物を置くなんて無理です。

今回は床に置いて使うことにしましたが、ビニールカーテンで

区切られた狭いシャワーなので、取ったり置いたりする度に

お尻が冷たいカーテンや壁に触ってヒヤッとします。

シャンプーが落ちないように押さえるものも必要です。

 

タオルを掛ける所も有りません。タオルラックも購入リストに

追加です。着替えをかけて置くフックも必要です。

トイレ掃除用のブラシをどう保管しようかと思案しながら

持っていったのですが、水道のパイプと便器の間に上手く

はまって固定されたのでそのままでも大丈夫でした。

 

旅行バッグから洋服を出し入れするのも面倒です。

引き出し付きのラックを買って2段のバンクベッドの

真ん中に入れました。カーテンを付けて中が見えない

ようにして、此処は倉庫替わりです。

 

スライドを引き出した隙間に犬の缶詰やおやつを

保管して、食べる所もセットしました。

犬用のベッドはダイニングエリアとベッドの間に

置き、一通りのセットアップが終わりました。

 

9月29日 トレーラー納車

モニュメントバレーの新しいキャンプ場


3〜4週間後の納車予定が急に2週間を待たずに

受け取りに行ける事が分かり、気が舞い上がって

なんならそのままキャンプに行ってしまおうと

盛り上がりました。

ずっと行きたいと思っていたダイナソーステート

パークが納車場所から40分ぐらいで行ける事が

分かったので、2泊で予定を入れました。

ダイナソーステートパークではティラノザウルス

と多分、プラキオザウルスかなと思われる恐竜の

足跡が並んで残っているのが見えるんです。

 

初めての事で何泊したら良いのかも分からずに

予約しましたが、この場所では2泊で

ちょうど良い事も後々、分かりました。

それ以上するとうちのサイズのトレーラーは

大体2泊ごとにトレーラーを動かさなくては

ならないようです。

 

大概のキャンプ場はフルフックアップ、

水道と電気のフックアップ、電気のみ、

或いは、水のみのフックアップ、

ドライキャンプの種類があるそうです。

 

フルフックアップは水道、電気と下水が繋がり

汚水が使用毎に流れていくので帰る時は

中を水で流せば良いだけなので、いつも

フルフックアップのある場所を優先して

探します。

フルフックアップ以外で下水がない場所では

トレーラーに付いている汚水タンクがいっぱいに

なったら下水のある場所までトレーラーを引っ張って

行って下水を繋げてタンクを空にしなくては

なりません。うちのトレーラーは多分、最小サイズの

タンクなのでしょう。2泊して帰る頃には満杯に

なっていました。キッチンで使う水もシャワーも

全て一つのタンクなので下水の繋がって居ない

キャンプ場では超省エネモードになります。

電気のみの場合はトレーラーに貯水タンクがあり、

そこに水を溜めて使います。水が無くなる毎に

トレーラーを引っ張って水を入れに行かなくては

なりません。

水のみの場合は、ソーラーパネルやジェネレーター

を持っているか、大きなバッテリーが有れば良いの

ですが、冷蔵庫も使えずシャワーもお水です。

うちのトレーラーのようにスライドがある場合は、

まず電気が無いとスライドが出なくて中で暮らせ

なくなってしまうので、最低でも電気が必要です。

ドライキャンプは、ビーチなどでトレーラーやRVが

泊まっているのを見た事がありますが、うちのような

軟弱家族には向いていません。ビーチには電気も水も

賄えて、汚水タンクも大きな豪華RVばかりが居たよう

でした。

 

トランクにぎゅうぎゅう荷物を詰め込んで、

犬も連れてトレーラーを取りに行くとセールスの人も

驚いていましたが、カートに乗せられトレーラーが

停まっているキャンプサイトのような場所に

連れていかれ、一通りのセットアップの仕方を

教わり練習しました。

勿論、後々に出会う数々の障害を想定している

わけもないのでセットアップは簡単に

終わりました。

それよりも、急いで作ったんだろうなぁと

思わせるほど雑な作り、壁の裏には壁より

長い釘の先がはみ出していたり、床に散乱して

いるおが屑と天井や壁にも残るスニーカーの跡に

目が行ってしまいました。

天井にスニーカーの跡があるのは最初に、床で

天井の部分を作ったんだなぁとか、おがくずの山や

埃で黒ずんでいるカウンタートップやテーブルを

見ると、あぁ、作る事だけが仕事で片付けは

自分の仕事では無いと思っている人が作ったんだな、

クオリティコントロールをするマネージャーなどは

居ないんだろうなとか、着いたらあそこをまず綺麗に

しようとか、ここも拭かなくちゃ行けないなぁなんて

色々と気になってしまってセッティングに大事な事が

頭には入っていませんでした。

 

でも、模擬体験ではテーブルと椅子のスライドを

出したり入れたり、エアコンや暖房の使い方や、

おトイレの流し方なんかも習いました。

入り口にあるパネルには貯水タンクと汚水タンクの

量が表示されたり、電気が通っているかが

見えたり、スライドやガスの温水器、外の照明などの

スイッチも付いて居ます。

 

おトイレは便器の後ろ側に足で踏むレバーが

付いていて、水を足で流します。予め少しの水を

ためて置いて、使用後に流した後,もう一度、

沢山の水を貯めて一気に水を流し込みます。

此処では水のため方と流し方を習いましたが

もう一度流す事を教えてくれなかったので

2、3度目のキャンプ中に大変な事になって

しまいました。

 

トレーラーには水道、電気が通る様になっていて、

更にはプロパンガスのタンクも備え付いています。

シャワーのお湯とお料理はガスを使います。

最新の物はソーラーパネルも繋げられるように

なっています。

 

豪華RVでは床を水平に保つのも自動でして

くれる様ですが、我が家のトレーラーは

四隅にジャックがついて居てマニュアルで

高さを調整します。これは息子の仕事に

しました。

 

ステートパークに着いてセットアップが

終わって、まずしなくてはならなかったのは

あちこちに散らかっているおが屑を吸い取る

事と天井も壁も床も全てを拭き取る事でした。

天井にはやっと手が届く高さなので力が

入らず、天井の掃除は取り敢えず、埃を払う

程度でスニーカーの跡は次回のキャンプに

持ち越しました。

 

これでRVキャンプ生活が始まりますが、

RVを所有している友人達の全員が、RVには

故障が付き物、故障や破損と上手く付き合い

ながらキャンプを楽しむ事だね、とアドバイス

されました。

セールスにも2、3ヶ月毎に雨漏りなどを防ぐよう

ダップやセッチャック剤をトレーラーに常備して

置くように言われました。

このアドバイスがあったお陰で、数々の故障にも

怒る事なく諦めの境地でなんとか乗り切っています。

 

 

 

9月26日 内視鏡検査

10月初めに腸の内視鏡検査があります。

45歳で受ける物らしいのですが、

怪我や病気もなく、健康だけが取り柄

だと思っているので、出来るなら

受けたくないと思って居ましたが。

お医者さんに勧められて、重い腰を

上げて予約しました。

何が一番怖いかと言うと、麻酔で眠る事

なんです。知り合いが二人も麻酔で眠った

まま目を覚さなかったからです。

 

一人は私のメンターだった人です。

膝の手術を受けた後、麻酔から目を覚ます

事なく亡くなりました。彼女は娘さんの

結婚式にびっこを引かずに歩きたいと

結婚式の数週間前に手術の予定を

入れました。突然の訃報はショックでした。

お別れも出来ず、お母さんを亡くして

迎えた結婚式に臨む娘さんの気持ちを思うと

とても悲しかったです。

 

もう一人は白血病の治療を受け完治して

いたのですが肺炎にかかり、体力を下げない

ように眠らせて治療をする為に麻酔を打ち

ましたが麻酔の効き目が切れる頃になっても

起きる事なく数ヶ月を過ぎて亡くなりました。

 

手術や治療とは違うので私が大袈裟に反応して

いるだけなのですが、身近に二人も居ると、

やっぱり怖いです。

検査は1週間後なのですが、これと言って

したい事も、特別な事も思いつかないのは

今が幸せだからなんだろうなと夫に改めて

感謝です。

また、怖いと言いながら秋の予定や

クリスマスに旅行の計画を立ててみたり

していると、まさか自分は大丈夫と思って

いたりもするのです。

もしもの事を考えて、息子や夫、身近な人に

手紙を書いています。息子は日本語が辿々しい

ので漢字には平仮名を振り、出来るだけ優しい

言葉で。生まれて来てくれて本当にありがとう。

夫には私と結婚してくれてありがとう。

 

検査が終わって目が覚めて無駄な事だったと

思えたら良いなと願っています。

 

 

9月26日 トラベルトレーラー

家の裏にもアルマジロが出没してました。


去年は子供向けのワクチン使用が承認されず

コロナ禍の終わりも見えないまま春を迎えました。

家から2,3時間離れたキャンプ場に

暖かくなった頃、夫がどうしてもリベンジしたいと

言うのでもう一度キャンプに行きました。

 

今度は暖をキープ出来るよう厚着にして、

前日に犬を洗って臨みましたが、それでも

軟弱家族には夜を越すには寒すぎました。

これ以上、夜の気温が上がるのを待つと、

反対に昼間が暑すぎてしまいます。

狭いので犬の匂いが気になり、寒いとおトイレに

行きたくなりましたが、一人で夜の森を歩くのは

怖いし朝まで我慢しました。

朝起きて洗面道具を持ってバスルームに向かうと

トレーラーの中でテレビを見ながら朝食を取って

いる人たちが見えました。この人達は我慢を

しなくて良いのか〜と思いながら、中がどんな

作りなのか見てみたい気持ちになりました。

 

私はキャンプが好き、と言うより旅行に行きた

かっただけなんです。しかもキャンプは夜が辛い。

夏が近づくにつれてまた何処かに行きたくなって

来ましたが、私にも息子にも(犬にもきっと)

キャンプは辛い思い出、でもホテルに泊まる勇気が

出ない。

 

そんな時、オクラホマの友人家族がトラベル

トレーラーで隔週末に旅行をしていると

聞きました。トラベルトレーラーにはキッチンも

バスルームも付いています。他の人と同じ建物に

入る必要がないのでコロナに感染する事も避けながら

旅行を続けられます。

最初はトラベルトレーラーをレンタルして試しに

行って見るつもりでしたが、調べてみると、

レンタルの期間が1週間で約$3000、他に

キャンプサイトの場所代、食費、洗濯、

ガソリン代を考えると、かなりの金額になり、

レンタルで3、4回旅行すると一番安いトラベル

トレーラーを買うのと変わらなくなってしまいます。

しかもキャンプ人気でレンタルできるまでかなり

待たなくてはならない事もあって、購入した場合も

同時に検討してみる事にしました。

 

色々な種類があって、モーターホームという

マイクロバスのような形、5th Wheelという

トラックの後ろに乗っかる形で引く物、

四角い箱型で車の後ろで引っ張る物などが

あります。

親子3人と一匹なので一番小さい、お値段も

一番安いのに目をつけてディーラーに行きましたが

さすがはセールスのお兄さん、中二階のある3ベッド

ルームの物やスライドが出て広くなるタイプの物

などをどんどん見せてくれました。

アイランドキッチンや、キッチンカウンターが

大理石だったり、フルサイズの洗濯機やドライヤーが

入っていたり、暖炉やマッサージチェアのある物

中と外にフラットテレビがあったり、壁の一枚が

外に倒れてパティオになるなど、豪華RVに溜息を

つき続けましたが、我が家のSUVには大型の豪華

RVは重すぎて、牽引する為に更にトラックを

買う必要があります。初めての事にそこまで

する気にはなれないので、まずはバンクベッドが

あってテーブルと椅子がスライドする箱形の

トラベルトレーラーにしました。

テーブルと椅子が外に出るので中の空間が広く

なります。ベッドは寝る時だけ壁から倒すタイプで、

狭い空間を上手く使えると思いましたが、

これは毎朝ベッドを壁に戻してクッションを直す

作業が後々面倒になるのでした。小さな冷蔵庫と

グリルが外にも付いていて、天気が良い時は外で

お料理が出来ます。でも真夏の暑い時は

エアコンが利なくなってしまうので出来るだけ

外で料理をしています。。。

そして一番重宝するのが電子レンジでした。

出発前にある程度調理した物をを冷凍して持って行き、

温めると楽チンです。もうキャンプでは無く、

移動アパートのような感覚です。

 

これを引っ張って家から2,3時間離れたキャンプ場に

ちょこちょこ出かけるようになりました。

食料や掃除道具を持っての前準備や、帰って来て

からシーツや着替え等、大量の洗濯が大変なのですが、

これでやっとキャンプを楽しめました。

本来の意味のキャンプからはかけ離れていますが、

湖でカヤックを漕いだり、夜空を見上げて星を見たりと

自然を楽しめて、トレーラーのお陰でキャンパー達の

仲間入りが出来たような気にもなりました。

 

 

9月25日 キャンプ


コロナ禍中、息子の誕生日は家族で湖のある

ステートパークに行ってキャンプをしました。

まだワクチンも開発されて無くて、

ニュースではニューヨークなどで爆発的に

感染が広がるなどとても怖いニュースが

続いて居たので外出も旅行もままなら

なかった頃です。

キャンプブームでRVや、トレーラー、キャンプ

用品の売れ行きが好調だったようですし、

キャンプ場の予約は一泊しか取れませんでしたが

貴重な体験が出来ました。

 

昼間は友人家族が訪ねて来てくれて、外で

カレーを作って食べたり、湖沿いのプレイグラウンドで

遊び、ガサゴソ、のそのそ歩いて来たアルマジロ

見つけたりして自然を満喫しました。

カレーを作るなんて典型的な日本人のキャンプです。

アメリカ人の夫達は、何故カレー?と不思議そう

でしたが、夜は簡単にはホットドッグにしました。

ステートパークにあるキャンプ場には電気と

水道が通っていて携帯の充電も出来るし、WiFi

繋がる所もあり、とても便利になっています。

ただ、おトイレやシャワーが共同で外にあるので

虫がいたり、私はあまり好きになれませんでした。

 

テントは4人用のテント⛺️で、もう10年近く

使わずに持っていた物です。たまにリビング

ルームに張ってキャンプの真似事をした事は

有りますが実際に外で寝たのはこれが初めて

でした。中にツインサイズのエアマットレス

寝袋を引いて、私達夫婦、息子と犬で寝ました。

4人用を3人で使用するのだから広さは余裕だと

思っていましたが、思ったより狭く、寝返りも

その場でクルクル回ってやっとの広さでした。

そして足元にいたはずの犬が頭上に移動して

来て臭い。。。外で誰よりも自然を堪能した

犬の匂いは残念な事に、寝返りを打っても

和らぎません。

昼間は30℃前後あり、日陰では気持ち良いの

ですが、夜は12、3℃迄下がります。

夜の冷え込みがどんなものなのかピンと来て

居なくて、軽く考えていたのですが、

一晩明けて浅はかだったなぁと思いました。。

凍え死ぬかと思いました。夜が更けていくにつれ

ブランケットの下にジャケットを着て、靴下を

履き足し、ホカロンを貼り最後は息子と臭い犬を

抱え込んで震えて寝ました。夜が明けて寒いし眠いし。

 

周りを見ると2、30カ所ぐらいあるキャンプサイト

殆んどにトレーラーなどが停まっていて、テントを

張っているのはうちを含めて3カ所だけでした。

今時のキャンプはテントを張る人って少ない事に

気付きました。やっぱり快適に便利にしてしまう

んですね。

 

9月24日 大学費用

アメリカ留学経験のある人はもう知っている

かも知れませんが、公立(州立)の場合、学生が

州内に住んでいるか、州外や国外から来ているかに

寄って学費が大きく違ってきます。

これは生徒に対して州や国から出る補助金の金額の

違いです。

国外から留学で来ている場合、当然、アメリカ政府は

補助を出してくれないので学生が費用を全額負担します。

大学によって違いますが、州内から来る学生の3倍以上を

留学生は払って居たと思います。

私立でも似たような制度で金額が違って居たと思います。

私立に通う場合、学費、交通費(ガソリン代) 生活費を

含めると1年で大体5万ドルから8万ドル程度が必要に

なります。

学費を浮かす為に最初の2年はコミュニティカレッジ

通って単位を出来るだけ取り、3年目からの編入という

形で大学へ入る人も少なくありません。

私もコミュニティカレッジに通った時は1学期に1500

ドルから2000ドルを払いましたが現地の学生は3、400ドル

ぐらいだったと思います。しかも現地の学生は気に入らないと

簡単に単位を落として居ましたが、留学生は単位を落とすと

ビザが自動的に停止されてしまうので、留学生の方が

必死に勉強をして居たと思います。

 

息子も将来、州内の大学に進んで貰えれば費用はかなり

安く済みます。余裕のある人は州外に子供が通う時に

その大学の近くに一軒家やコンドーを購入し空いている

部屋を他の学生に貸し出し学費を浮かせ、卒業後に

売る事をしていたりします。

また、これは余談ですが、子供を州内から養子に迎えた場合、

その子が州内の大学に通う場合は学費は州政府が負担して

くれます。

奨学金にも種類があって、学費だけで無く生活費、交通費を

含めて支払われるもの、学費だけのもの、あるいは卒業後に

返金しなくては行けないものもあるので注意が必要です。

9月23日 アメリカ留学生のうちにしておいて良かった事

*運転免許取得

ニューヨーク、LAなどの交通機関の発達して

いる地域に住む人には車を運転する事もなく

学生生活を送れますが、殆どの場合、車を

運転しなくては何処にも行けない状況に

なると思います。私もアメリカに来て

一番最初にしたのはアパートを決める事と

車の購入でした。日本で取ってきた国際免許証も

有効期限は一年もあるのに、現地の法律によっては

入国後、数ヶ月で無効になってしまうので、

出来るだけ早めに免許を取得しましょう。

学生である証明とI9を持って行けば受け付け

て貰えます。ただちょくちょく必要な書類や

条件が変わるので直前に確認が必要です。

テストは日本で運転免許を持っていれば

簡単に合格出来る程度の問題を解いて

実際に運転のテストをパスすれば終わります。

 

免許証は身分証明書としても使えますし、

飛行機の国内線の移動ではパスポートを使わず

免許証で移動が出来る様になります。

まずは運転をしない予定の人も取得して

おくと便利です。

 

*ソーシャルセキュリティ番号を取得

9桁のソーシャルセキュリティ番号はアメリカ人が生まれた時に

それぞれ発行され、息子にも生まれて初めて届いた郵便が

ソーシャルセキュリティ番号でした。この番号で税金,

クレジットや犯罪歴などの個人情報が管理されます。

将来、アメリカで老後を送る人には資格を満たせば

これを基準に税金額が決められて年金を受け取る事が

できるようになります。

 

原則、学生はアルバイトや就労からの収入を得る事が

出来ません。でも州によるのかも知れませんが、

2年目からはキャンパス内の本屋やカフェテリアなどでの

アルバイトが許されます。また専攻の科目に寄っては就労を

許可される事もあります。全く専攻に関係ないものは

許可されないと思いますが。アルバイトが許可された場合に、

留学生は大学を通してソーシャルセキュリティ番号を取得する

事が出来るようになります。昔は学生になれば誰でも取得でき

ましたが今では厳しくなり、就労が許可された人のみに発行され

る様になりました。当然、学生のうちは期限付きの発行ですが

卒業後に就労ビザや永住権を取得した際に期限を取り除く事が

出来ます。

学生のアルバイトも税金を支払わなくてはならないので、

ソーシャルセキュリティ番号を取得する事ができるように

なります。

 

*OJTでスポンサーを見つける

大学を卒業後に専攻科目に関連した分野での就労が

一年間認められます。これも自己申告なので怠ると

不法になってしまわないようご注意ください。

まずはスポンサーとなってくれる就職先を見つけます。

そしてOJTビザの申請と費用を支払います。

費用は13年前で$300程だったような気がします。

さて、OJTビザが発送後に大学へ送られ大学から

受け取るのですが、この過程で私のビザは紛失

してしまいました。普通郵便で送られ、大学の

事務局には届きませんでした。

再発行するには同じ手続きを踏まなくてはなら

無いので、また$300を支払うように言われました。

何の落ち度もないのに、また$300を支払うなんて

ばかばかしい!

なので、再発行は申請せず、ビザを発行した日時、

有効期限の日時が書かれたメールをプリントして

持って居ました。

OJTビザで再入国が許されるので、この間は

アメリカ国外へは行かずに日本への里帰りも

我慢しました。