先々週、息子のクラスメートの
お母さんから“学校が売られた！“
というショッキングなテキストが
届きました。
唖然とできるのも束の間だけ、
昼夜インターネットで検索し、
学校のレビューを読みあさり、
そしてカリキュラムや時間、
通学距離、そして1番大事な
ランチメニューを読み比べ、
絞り込んだ2校に行ってきました。
2校とも高校まであります。
最近は高校の授業で大学の
単位も得られるようになっていて
大学入学や編入に便利になっています。
行ってみたところ、どちらも
良さそうです。
1校目は自主性を尊重し、自由な校風、
生徒からのリクエストで習う科目や
言語を増やしたりと迅速に対応して
くれるところが気に入りました。
学校はオフィスビルの中にあり、
従来の学校のイメージとは大きく
違っていました。
クラスメートのお母さんが取り
まとめてくれて7、8家族で
12人ほどの子供達と一緒に見学です。
校長先生がとっても熱心な方で、
質問にも丁寧に答えてくれ、4時半に
集合し、見学を終えて出てきたのが
7時近く、ぐったり疲れてしまい
ましたが、最後まで付き合って
くれた校長先生に感謝です。
1クラスにつき生徒は８人ずつ。
授業中のノートはタブレットで、
生徒が書いている内容を親も先生も
同時進行で見たり、教室のホワイト
ボードに写したり、添削したりできる
いました。課外活動もバスケットに
野球、サッカーや、Lego、お料理、
チェス演劇、手芸など多くありました。
お料理は、大学の寮に入った時に
困らないためなんだそうです。
もう一つ、息子の心を鷲掴みした
ポケモンGoクラブがあり、
こんなことのために、もしかして
スマホを買い与えることになるんで
しょうか。嫌な予感がします。。
ランチは前日までにオーダーする
制度でオーダー先が全てファースト
フードという日本ではあり得ない、
考えもつかない不健康そのもので、
さすがに校長先生も各自でお弁当
持参でも良いですよ、と少し声が
小さくなって説明していました。
健康を考えたメニューでは食べ残しが
多く廃棄されてしまうばかり、
子供達の食べる物を選んだので
こういうメニューになったのだそうです。
5年前なら“こんな学校に行かせられるか〜！“
怒り心頭で帰って来たことでしょう。
廃棄されるところが目に浮かんで
納得してしまい、チックフィレや
ジョンソンデリなど美味しそうな所を
選んだなぁと不覚にも感心してしまいました。
この学校を選んだ場合は、お弁当作りを
再開しなくてはなりません。今まで楽を
していたのでそれは避けたい気持ちが、
もっと良い学校が出てきたら嬉しいのに
と一瞬後ろ向きになってしまいました。
校長先生は娘さんが学校でいじめにあい、
学校にも話しましたが、在学中には解決
せず辛い思いをさせたので、この学校の
生徒にはそういう思いはさせたくないと
話してくれました。この校長先生なら
困ったことがあるときっと親身に
なってくれると思いました。
これはしてはいけない、という枠を作らず
ポジティブに、良いところを伸ばす事を
教育方針に盛り込んで、自由な発想で
思うことをみんなにシェアできる子供に
育てたいと熱意を持って話してくれました。
開校して12年、生徒数も240人から
来年度は360人と大きくなるそうです。
ただ、問題はオフィスビルにあるため
体育館がないことです。
テコンドーなど習い事をしていれば、
それで単位をくれるようですが。。。
なんと自由な。
校長先生自ら説明してくださり、
熱意に絆され、ここに決定して
しまいそうでしたが、まずはもう1校
見学して比べようと思います。
