10月8日 ボランティアのお手伝い

フードパントリーでのボランティア

今週は秋休みで我が家の息子、新世代君の学校は1週間お休みです。これも学区によって休みが違うので近くに住んでいても友達とは秋休みがまるまる1週間ずれていて遊べない時もありますが。。。

この秋休みや冬休みに合わせて食料を必要とする子供に配るボランティア団体があり、親子3人で、お手伝いをしてきました。学校を通して募集があり、近くのフードパントリーと呼ばれるところへ行って食料を段ボールに詰めてくるのがお仕事です。

まずは棚卸しです。

食料が家庭に十分になく、普段は学校給食で食事が取れても長い休みに入ってしまうと何も食べられない子供が多くいるようなのです。

学校や教会などサンクスギビングに食料がないホームレスのためにお弁当を詰めて近くのシェルターに配達して配ったり、文房具を買えない子供達にノートやペン、学校に来ていくポロシャツなどを1人分ずつ袋詰めをしたり、シェルターにシャンプーや石鹸、タオルなどを1人ずつ分に小分けして袋に詰め難民が身を寄せているシェルターに届けるなど、流れ作業的な労働で奉仕するタイプのボランティア活動が多くあります。

一定の時間をボランティア活動に使うと子供達も学校の単位を取得できるようにもなっていたりと、ボランティア活動が一層身近になっているようです。

受け取った時に明るい気持ちになって貰えるよう絵を描くのだそうです。

フードパントリーの中に入ってみると、棚に食料が積み上げられていました。台車に段ボールを3箱乗せ、それぞれにシリアル1箱、果物の缶詰3缶、野菜の缶詰3缶、スパゲティ1箱、パスタソース2缶、ピーナッツバター1瓶、ジャム1瓶、インスタントラーメン3袋、小分けのオートミール10袋、プロテインバー10本、大豆1袋、電子レンジで作るポップコーン3袋、お米500gを詰めました。重くて詰めてるだけで良い運動になりましたが、これが子供1人の1週間分の食料になるのだそうです。

当たり前ですが、乾き物が主流で、傷みの早い生鮮食品はありませんでした。日本では子ども食堂や被災地での炊き出しなどがあるようですが、子供が自由に外を歩けないアメリカでは温かい物を提供するのって難しいですよね。

楽しくお手伝い

ここで効率のみを最優先する私の悪い癖が出ました。私には前にいる子供達や親子の動きが遅すぎるのです。息子の箱の詰め方にもイラッとしていちいち注意してしまいました。1人でやらせてくれたらきっと、もっと早く詰め終わったかもしれません。でも、協調性に欠け、息子のせっかくの気持ちを台無しにして大事なことを忘れていたと私も反省しました。

子供には遊び感覚ですが、絵を描く事もボランティアの一つです。

今回は週末に2時間のお手伝いでしたが、こういうボランティアをさせて貰えることで子供にも良い教育ができたと思います。息子には私たちが何気なくできている生活が送れていない子供たちがいるということを知って感謝の出来る人になって欲しいと思いました。また、その子供たちもそんな環境から早く抜け出せたら良いなと思いました。